代官山にほど近い鎗ヶ崎交差点近くに、隠れ家的に佇むコーヒースタンドがあります。
土日ともなると、若い人を中心に沢山の人が、ドリンクを購入したりイートインスペースで寛いだりと賑やかです。
土日ともなると、若い人を中心に沢山の人が、ドリンクを購入したりイートインスペースで寛いだりと賑やかです。
今回のカフェワンダークロニクルは、そんな代官山、中目黒、恵比寿という感度の高いエリアの中心にある「Perch by Woodberry Coffee Roasters」をご紹介します。
現在26歳という若さで、常に新しいことにチャレンジし続けている代表の木原さんにお話を伺いました。
Q.「Perch by Woodberry Coffee Roasters」はいつオープンしましたか。
2016年の7月15日にオープンしました。
Q.なぜ代官山という場所で、新しい店舗を展開しようと思ったのですか?
また、他店舗との違いを教えてください。
また、他店舗との違いを教えてください。
私(木原)が用賀出身であるので、用賀の地域に根付いたお店を目指して1号店(「Woodberry Coffee Roasters」:2012年6月オープン)
2号店(「Take it all -coffee and doughnuts- 」:2017年2月オープン)と展開してきました。
2号店(「Take it all -coffee and doughnuts- 」:2017年2月オープン)と展開してきました。
3号店はどこにしようか、と考えていた時に、何となくですが都心部にフラグシップとなるようなお店を作れればいいな、と考えていました。
社員みんなでオーストラリア・メルボルンに行って市場調査をしてきたり、色々と話し合ったりしながら出店場所を決めていきました。
表参道・原宿・渋谷あたりが第一候補でしたが、たまたま見つけた現在の物件が、ちょうど恵比寿・代官山・中目黒の間という立地でしたので魅力を感じました。
近くで働く人も多く、学校もあります。休日は買い物に来る人や街を散策する人も沢山います。
表参道・原宿・渋谷あたりが第一候補でしたが、たまたま見つけた現在の物件が、ちょうど恵比寿・代官山・中目黒の間という立地でしたので魅力を感じました。
近くで働く人も多く、学校もあります。休日は買い物に来る人や街を散策する人も沢山います。
3号店は「毎日通いたくなるコーヒースタンド」というコンセプトでしたので、この場所はまさに"ちょうど良い環境"でした。
Q.取り扱っているコーヒーの特徴について教えてください。
基本的に全てスペシャルティコーヒーを扱っています。
またその中でもカッピングを通して自分達が本当に美味しいと思うものだけを厳選しています。
大きな商社を通して買い付けたものもあれば、農園から直で買い付けたもの、ロースターの協同買付のものもあります。
大きな商社を通して買い付けたものもあれば、農園から直で買い付けたもの、ロースターの協同買付のものもあります。
品質はもちろん、その農園ごとのストーリーもお伝えできるよう、なるべく トレーサビリティ※1 がしっかりしたものを中心に買い付けてます。
※1 流通経路を、生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態やシステム
現在小売ではシングルオリジンが8種、ブレンドが3種ほど。
卸売ではオリジナルブレンド等を含めさらに多くラインナップを取り扱っています。
卸売ではオリジナルブレンド等を含めさらに多くラインナップを取り扱っています。
焙煎はそれぞれのコーヒーのもつ素材のポテンシャルを最大限引き出せるような焙煎をしています。
1秒、1℃ごとにデータ管理もきっちりしていますが、職人的な感覚も大事にしています。
その日の気温や湿度にあわせて火力を調整したり、豆の状態に合わせて絶妙に排気をコントロールしたりします。
1秒、1℃ごとにデータ管理もきっちりしていますが、職人的な感覚も大事にしています。
その日の気温や湿度にあわせて火力を調整したり、豆の状態に合わせて絶妙に排気をコントロールしたりします。
どちらか一方だけではなく、「データ」と「センス」二つの視点を等しく大事にすることがウッドベリーのロースティングチームのポリシーです。
もちろん、抽出にも同じことが言えます。
もちろん、抽出にも同じことが言えます。
Q.コーヒーショップ、もしくはバリスタとして特に心がけていることを教えてください。
前述しましたが、「データ」だけにこだわらないことが私達のポリシーです。
私達はコーヒーのプロとして、日々様々な数値と向き合っています。
毎朝バリスタは開店前にレシピの調整(ダイアルインといいます)をします。
粉量を変え、お湯の量を変え、液体の濃さを測定し、レシピのデータを記録していきます。
スペシャルティコーヒーの素晴らしい風味は、ちょっとでも失敗するとたちまち消えてしまうので、
毎朝バリスタは0.1gに必死に頭を悩ませながら真剣にレシピ作りをします。
毎朝バリスタは開店前にレシピの調整(ダイアルインといいます)をします。
粉量を変え、お湯の量を変え、液体の濃さを測定し、レシピのデータを記録していきます。
スペシャルティコーヒーの素晴らしい風味は、ちょっとでも失敗するとたちまち消えてしまうので、
毎朝バリスタは0.1gに必死に頭を悩ませながら真剣にレシピ作りをします。
しかし、いざオープンしてしまえば、そんな事はお客様には関係ありません。
「いつもの」美味しいコーヒーを飲みにくるお客様に、笑顔で世間話をしながらコーヒーを作ることが必要です。
「いつもの」美味しいコーヒーを飲みにくるお客様に、笑顔で世間話をしながらコーヒーを作ることが必要です。
0.1gの差を完璧にコントロールしながらも、それを感じさせないようなフランクで明るい接客が私達の目指す理想のバリスタです。
Q.現在のコーヒーブームについてどう思いますか。
個人的な感覚ですが、そんなにコーヒーを飲む人も、飲む回数も増えたようには感じていません。
僕自身も毎日コーヒーを1杯ぐらいしか飲みません。高校生の時から変わらずです(笑)。
みんなそんな感じだと思います。
いきなりみんなが1日5,6杯も飲むような事になったらそれはブームでしょう。
みんなそんな感じだと思います。
いきなりみんなが1日5,6杯も飲むような事になったらそれはブームでしょう。
Q.この時期のオススメメニューや、今後のオススメを教えてください。
コーヒーもワインと同じで収穫されたその年ごとに風味が違うんです。
ニュークロップ(2017年収穫)のコーヒーがどんどん入荷してきていますので、ぜひお楽しみい頂ければと思います。
ニュークロップ(2017年収穫)のコーヒーがどんどん入荷してきていますので、ぜひお楽しみい頂ければと思います。
今のおすすめはエチオピア アラカ農園のコーヒーです。こちらは直接農園から購入しています。
サンドライとウォッシュの2種類の精製方法のものを買い付けていますので、その味わいの違いもお楽しみください。
サンドライとウォッシュの2種類の精製方法のものを買い付けていますので、その味わいの違いもお楽しみください。
Q.木原さん自身のコーヒーの楽しみ方を教えてください。
コーヒーはワインとは違って食べ物に合わせずに、そのまま飲んだ方が美味しいです。
なので、自分自身でコーヒーを飲むときはコーヒー単体で飲みます。
なので、自分自身でコーヒーを飲むときはコーヒー単体で飲みます。
あとは、自然の中で飲むコーヒーは本当に美味しいですよね。
キャンプとか、星を見ながらとか。
なんででしょう(笑)。
キャンプとか、星を見ながらとか。
なんででしょう(笑)。
Q.サーモマグの感想を教えてください。
サイズ感がとても好きです。あとカラーも。
蓋がちゃんと閉まるので、安心して持ち運べます。
蓋がちゃんと閉まるので、安心して持ち運べます。
あと、一番おすすめしたいポイントは口径が広いのでHARIOV60などのドリッパーが上にフィットするという点です。
お出かけのときにサーバーを持っていかなくても良いというのは嬉しいですね。
お出かけのときにサーバーを持っていかなくても良いというのは嬉しいですね。
とても落ち着いた印象ながら、まっすぐで強いこだわりをお持ちの木原さんのお話は、提供するコーヒーの味に全てが反映されているように感じました。
コーヒー文化の次世代の担い手として、これからも色々な発信をしてくれそうな雰囲気があり、今後の動きにも注目です。
コーヒー文化の次世代の担い手として、これからも色々な発信をしてくれそうな雰囲気があり、今後の動きにも注目です。
ちなみに、店内では「ガーデンハウス クラフツ」のパンなども提供されており、落ち着いてコーヒーを楽しめる環境が整っています。
用賀にある別店舗では、それぞれ違ったフードが提供されているとのことなので、ぜひお気に入りの店舗を見つけてみてはどうでしょうか。
用賀にある別店舗では、それぞれ違ったフードが提供されているとのことなので、ぜひお気に入りの店舗を見つけてみてはどうでしょうか。
もしかしたら木原さんが自然の中で感じたような、コーヒーの<美味しい発見>に出会えるかもしれません。
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